昨日の続きです。。 牛には４つの胃があります。牛の胃袋は低カロリーでヘルシー。ビールのおつまみにも最適です。ということで、今日はそれぞれについて詳しく見ていきます。 第１胃【ミノ】見た目が昔の雨蓑(ミノ)傘に似ていることから「ミノ」と名づけられたとされています…… more 。サンドミノ、ガツ、ルーメンなどとも呼ばれます。 ミノの中でも特に肉厚な部分を「上ミノ」、また厚い部分の中に脂を含んだものを「サンドミノ」と呼びます。色は肌色に近い色です。 焼肉はもちろんの事、刺身にしてもおいしいです。薄切りにして、しゃぶしゃぶのようにさっと湯通ししてポン酢で食べる「湯引きミノ」なども人気です。独特の臭みを水洗いなどをして下処理をします。 淡白な味わいで、歯ごたえがあるので包丁で切り込みを入れることも多いです。コリコリとした食感を楽しめ、噛めば噛むほど味が出てきます。ノミ自体に味がないので、みそだれや塩コショーなどで味付けしてから食べることが多いです。   第２胃【ハチノス】見た目が「ハチの巣」に似ていることが由来です。独特の臭みがあるので下処理をします。中国料理やイタリアンをはじめ、焼肉や炒め物、煮込み料理やモツなどに使われています。 あっさりとして食べやすく、独特な弾力感があります。しかし、焼きすぎると固くなってしまったり、調理に手間がかかったりするので、主力メニューとして置いてあるお店は少ないです。   第３胃【センマイ】内面のヒダが千枚重なっているように見えるということから「センマイ」と名付けられました。または内壁(ボツボツ状の壁)を表した「千葉(チョニョブ)という朝鮮語が語源となっているということなど、いろんな説があります。 このヒダは、色がグレーなんですが、湯引きをしてから丁寧に下処理をし皮をはいでいくと、真っ白になります。これを「白センマイ」と呼びます。手間暇かかりますが、こうすることによって独特のにおいが抜けて無臭になります。 焼肉や刺身にして食べられることが多いです。お好みでねぎやゴマをふりかけたり、酢味噌やごま油と塩で食べるとおいしさがアップします。鉄分や亜鉛が豊富で栄養が豊富な部分です。脂肪が少なくコリコリとした食感です。  第4胃【ギアラ】赤センマイ、アボミなどと呼ばれます。戦後、米軍基地で働いていた人が報酬(ギャラ)の代わりにこのギアラをもらっていたことからギアラと名付けられたという説と、偽りの腹と言う意味の偽腹(ギバラ)がギアラと呼ばれるようになったという説があります。 焼肉や煮込み料理などに合います。表面が赤みがかっています。 一見硬そうに見えますが、ミノ、ハチノス、センマイと比べて表面が滑らかくて薄く食べやすい。全体的に脂肪が多くて濃厚な味わいです。表面のぬめりをしっかり取ると口当たりがよく、甘味が増します。  いかがでしたでしょうか？胃袋の中でも、上ミノ、センマイが一番メジャーだと思いますが、ぜひその他の部位もぜひ食べてみてください。 ここまで読んでくださってありがとうございます。しかし、まだまだあるんです。ここからが超貴重な情報です！  番外編(超希少部位)私がおすすめするのはこのミノです。一升びんのある店舗に置いてます！ 色んな焼肉屋さん行きますが、このミノをあまり見たことがありません。焼肉店でこのミノと運よく巡り合えたらぜひ頼んでみてください。 黒ミノハチノスとミノの境目についてるミノで、肉厚で一升びんのみそだれにとてもよく合います。超希少部位です。インスタ映えは・・・するかわかりませんが、、よかったら一緒に食べに行きましょう(笑) close

牛の胃袋を解説！焼肉の部位の中でも超希少部位はこれ！